靴下万引きで終身刑? カリフォルニアの三振即アウト法の未来を決める住民投票提案36

2012/10/25(Thu)
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カリフォルニアの三振即アウト法では、過去2度以上特定の罪で有罪判決を受けた者が、再度重罪で有罪を言い渡された場合、3度目の罪が非暴力的なものであっても必ず、終身刑を含む25年以上の処罰を受けるとされています。これは全米の刑法でも最も厳しいものだという批判もあります。これまでズボンを一枚盗難、万引き、小切手偽造、貧困者向けのスープキッチンへの押し入り、という罪で終身刑が言い渡されてきました。他州にも三振即アウト法は存在するものの、窃盗や薬物所持などの軽犯罪と見ることもできる非暴力的犯罪にも終身刑が適用されるのはカリフォルニア州だけです。スタンフォード大学法学部の「三振アウト・プロジェクト」(Three Strikes Project)代表を務め住民投票提案36を共同執筆したマイケル・ロマーノと、元上級裁判所判事ラドリス・コーデルに話を聞きます。

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