フード・ファイト: カリフォルニア州の遺伝子組み換え食品表示についての住民投票をめぐる攻防

2012/10/24(Wed)
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大統領選挙の日、カリフォルニア州では「提案37号(Proposition 37)」への住民投票も行われますが、この法案が成立すれば同州は遺伝子組み換え食材(GMO)を含む食品にその表示を義務づける米国で最初の州となります。粉ミルクからインスタントコーヒー、グラノーラ、缶スープ、豆乳まで、カリフォルニア州公衆衛生局がすべてのGMO食品の表示を監督することになります。モンサントやダウ・ケミカル、ペプシやコカ・コーラといった主要食品企業の多くが巨額の資金を投入してこの提案に反対する戦いを続けています。同案が全米における食品表示義務へ影響を与えると見られているからです。この「提案37号」に関して2人のゲストが討論します。ステイシー・モルカンは長年にわたる環境衛生の提唱者で「37号にイエス、カリフォルニアの知る権利(Yes on 37 California Right to Know)キャンペーン」の広報担当です。デイビッド・ジルバーマンはカリフォルニア大学バークレー校の農業と資源経済学の教授で環境保全型資源開発センター(Center for Sustainable Resource Development)の所長を務めています。

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