包括的調査で世界のエリートがオフショア口座に最大32兆ドルを隠していることが明らかに

2012/7/31(Tue)
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新たな調査によって、大富豪たちとその家族が、世界中のオフショア口座やタックス・ヘイブンとして知られる場所に持っている隠し金融資産は21兆ドルから32兆ドルに及ぶことが明らかにされました。この調査は銀行口座と投資口座にある金融資産だけを対象としており、不動産やヨットなど他の資産は対象外なので、実際の総額はさらに膨らむと思われます。同調査は税公正ネッワーク(Tax Justice Network)によって依頼されたもので、“オフショア経済”についての最も包括的なレポートであると言われています。調査はさらに、民間銀行がオフショアのタックス・ヘイブンの経営に深く関わっており、UBSやクレディ・スイス、ゴールドマン・サックスが資産の大半を扱っていることを明らかにしています。同レポートを作成した、弁護士でマッキンゼー・アンド・カンパニーの元主任エコノミストのジェームス・ヘンリーに話を聞きます。

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