軟禁から議会へ:ビルマ民主化運動指導者アウン・サン・スー・チー、重要な選挙で議席を勝ち取る

2012/4/2(Mon)
記事番号: 
1

15年以上の自宅軟禁の後、支持者による歓喜が起こる中、ビルマ(ミャンマー)民主化指導者、アウン・サン・スー・チーは、議会の議席を勝ち取りました。スー・チーが率いる国民民主連盟(NLD)は、1990年に総選挙で大勝したにもかかわらず軍事政権に承認されず、それ以降ミャンマー政治には参加していませんでした。英紙インディペンデントの特派員でビルマから強制退去させられたピーター・ポップハムに話を聞きます。彼はスー・チーの伝記作家で本人に2回会った経験があります。「もし(スー・チーが)負けたりしたら驚きだったでしょう。でも、改選議席のほぼ全てでの当選というこの圧倒的な規模の勝利は、選挙運動中の彼女の立場と、長年にわたる驚くべき粘り強さと忍耐に対するすばらしい支持のあらわれです」とポップハムは語ります。スー・チーがミャンマー大統領の座を得る可能性について、「可能性がないとは思わない」とポップハムは話しています。

共有します