ロマーリー・グレアム:非白人を標的にする捜査に非難が高まる中 NY市警が丸腰の黒人少年を射殺

2012/2/8(Wed)
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武器を持たない十代の黒人少年が自宅内で警官に射殺されるという事件が起き、ニューヨーク市警への批判が高まっています。18歳のロマーリー・グレアムは麻薬捜査官に追われて両親と住むブロンクスの自宅アパートに逃げ込んだ後、至近距離から射殺されました。警察は家の中でマリファナを発見し、グレアムがこれをトイレに流そうとしていると思ったと言っています。NY市警が批判されているのはグレアム射殺の一件にとどまりません。広範なストップ&フリスク(職務質問と身体検査)の方針が、人種比率として不釣り合いなほど黒人など非白人層を標的にしていると批判されているのです。6日にはブロンクス区で約500人が参加して黒人性少年に対する警察の不公平な扱いに抗議するデモが行われました。ストップ&フリスクを中止するよう働きかけている「大量投獄をやめろネットワーク」のオルガナイザーであるジャメル・ミムズと、人種差別的で違憲であるとしてこのストップ&フリスクをやめさせようとしている連邦集団訴訟で証人として出廷しているニコラス・パートに話を聞きます。

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