水圧破砕抽出法による天然ガス掘削の是非を問う: シラキューズ市による禁止は正しい措置か?

2011/11/4(Fri)
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シラキューズからの生放送でお送りします。同市はフラッキングまたは水圧破砕抽出法という名で知られる天然ガス掘削法を禁止したニューヨーク州で3番目の町になりました。シラキューズ市議会は先週、投票の結果全員一致で同市内でのフラッキングを禁止しました。また、フラッキングの過程で出る廃水の貯水可能地区を制限することも採択しました。フラッキングに反対が多いのは何百万ガロンという水や砂や化学薬品を地中奥深く注入し、頁岩を破砕して天然ガスを放出させる技術だからです。この抽出法で人々の健康や環境に無数の問題が起きると感じている人がたくさんいます。フラッキングの支持者たちはこの方法で天然ガス生産が飛躍的に増える一方、これまで環境や健康面でなんら弊害は出ていないとしています。このフラッキング問題をより理解するために、今日は3人のゲストを招いて議論してもらいます。キャスリーン・ジョイはシラキューズ市議会与党代表で、市のフラッキング禁止を率先して進めてきました。ドン・シーゲルはシラキューズ大学の地球科学教授です。オレン・ライオンズはシラキューズ南部の先住民団体オノンダガ・ネイションの族長評議会のフェイスキーパー(安寧の象徴者)です。

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