1968年五輪の米国人メダリスト、ジョン・カーロスが語る「世界を変えた革命的なスポーツの瞬間」

2011/10/12(Wed)
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1968年のメキシコ・シティでのオリンピック表彰台で、拳を高く掲げる有名なブラックパワー・サリュートを行ってから約半世紀が経った今、ジョン・カーロスはスポーツ記者のデイブ・ザイリンと共に新たな回顧録、The John Carlos Story: The Sports Moment that Changed the World(『ジョン・カーロスの物語:世界を変えたスポーツの瞬間』)を執筆しました。200メートル競走でオリンピックメダルを獲得したジョン・カーロスとトミー・スミスは、表彰式で国歌が流れる中、米国での種差別への抗議として、ブラックパワー・サリュートと呼ばれる黒い手袋をかぶせた拳を高く掲げる示威行為をしました。世界中で視聴された、この表彰台上での行為は論議を巻き起こし、結果として彼のキャリアにもネガティブな影響を及ぼしました。「あの場所にいたのは競技のためではなく、実は自分の主張を表現するためでした」とカーロスは言います。「私は、米国の行為を、彼らが過去にしてきたことを、あの当時彼らがしていたことを、そして米国を恥じていました」

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