ノーム・チョムスキーが語る米国の経済危機:失業、過剰な軍事費、医療保険制度

2011/9/13(Tue)
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オバマ大統領は9月12日、富俗層への増税を財源とした4470億ドルの新たな雇用対策法案を議会に提出しました。ノーム・チョムスキーは「米国で経済的成功と社会的発展を求めようとするなら、まずは医療保険制度、巨額な軍事費、富俗層〔と企業〕に対する超低税率といった根本的な問題に対処しなければならない」と言います。共和党の大統領候補でテキサス州知事のリック・ペリーが社会保障を“ポンジー・スキーム”と呼び、民主党員らが社会保障制度は危機にあるという説を受け入れる中、チョムスキーはこう指摘しています。「今から30年後に起こる可能性のある問題-それは1983年にされたように、あちこちを少しずつ変更することによって付随的に修正できる-を心配することは、社会保障制度を壊そうとしているのでない限り全く意味がないことだ」。

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