活動家ハッカー集団「アノニマス」の覆面メンバーがBARTに対する報復攻撃を弁護

2011/8/16(Tue)
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湾岸高速鉄道公社(BART)は8月15日、言論の自由擁護を掲げるグループが夕方の通勤を混乱させようとしたため、ラッシュ時に4つの駅の閉鎖に追い込まれました。同月11日BART当局は、ホームレス男性の射殺事件に対する抗議デモをけん制して、これらの4駅で移動通信サービスを遮断し携帯電話とネットを使えなくしました。このようなBARTの措置に報復するため、活動家ハッカー集団「アノニマス」(名無しさん)によって抗議行動が呼びかけられました。「BART作戦」(OpBart)と称する抗議行動の一環として、アノニマスはBARTのウェブサイトmyBart.orgに不正侵入し、顧客の名前と電話番号、パスワードなどを流出させました。BART作戦に参加した、ハンドルネーム“X”と名乗るアノニマスの一人にインタビューします。音声処理を施して声を変え覆面をしたX氏は、「同じ目に遭わせて彼らに教えてやります。我々はただ、自由でより良い世界をめざす情報活動家です」と言います。不正侵入に対するFBIの捜査については、「捕まりたくない。私は文字通り店から店へ、町から町へ、州から州へと逃げ回っています。彼らは大金を注いでアノニマス狩りに血道を上げているが、それはなんのためです?私たちが何をしました?人を傷つけたことなど一度もないのに。・・・でもBARTは無実の人々を殺している。よくもこんなことをアメリカでやったものだ」と言います。

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