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対訳ニュースレターの発行は終了いたしました。アーカイブは残しておきますが、購読の受付はしておりません。ご愛読ありがとうございました。
サンプル版デモクラシー・ナウ!ジャパンのニュースレターは毎月配信。保存版にふさわしい特に内容の深い重要トピックスを選び、英語と日本語の対訳の形でまとめています。字数制限のため字幕では省略せざるを得ない細部の表現にもこだわり、日本ではなじみがない事柄には簡単な注をつけ、トピックスへの理解を深めます。すべて字幕つき動画でこのサイトに掲載されているトピックスですので、耳からも、目からも、原語で堪能しながら日本語の意味を逐語おさえられ、英語の勉強にも最適です。
最新刊 第147号 『地球が燃えている』(4)(2019.9.17放送) | |
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初の世界的な学校ストが実施されたのと同じ日に、ニュージーランドのクライストチャーチで自称「エコ・ファシスト」の白人男性がモスクを襲撃し100人近くを殺傷しました。温暖化懐疑論は未曾有の自然災害の前に影が薄くなりましたが、今度は温暖化の事実を認識したうえで、それに対する防衛手段としての白人至上主義のテロが世界各地で台頭しているのです。彼らが恐れるのは、途上国に対する「気候債務」です。気候変動が事実なら、その原因を作った先進国は富を途上国に再分配しなければならないからです。だから災害で故郷を奪われた気候難民が激増することを見越して、国境から締め出し、自分たちの富を守ろうとしています。その根源にあるのは、自分たちだけが自然を無制限に搾取する権利を持つという考え、キリスト教の人間中心主義と植民地支配がつくりあげた、白人キリスト教徒が世界の頂点に君臨し、他の「劣った」人間たちは隷属させ、生き物も地球もすべて自分たちを養うために存在するという思想です。これを打破して、人類全体が運命共同体であると認め、力を合わせて危機に対処する方向に向かうことができるかどうかが、いま問われているとクラインは指摘します。 | |
*ナオミ・クライン(Naomi Klein):ジャーナリスト、活動家、著述家。オンラインサイト『インターセプト』の上級特派員。ラトガーズ大学のメディア、文化、フェミニスト研究のグロリア・スタイナム基金教授。新著は『地球が燃えている~気候崩壊から人類を救うグリーン・ニューディールの提案』 | |
字幕付き動画: | http://democracynow.jp/video/20190917-4 |
ニュースレター既刊リスト
- 第147号(2021.2.28)『地球が燃えている』(4)(2019.9.17放送)
- 第146号(2021.2.28)『地球が燃えている』(3)(2019.9.17放送)
- 第145号(2021.2.27)『地球が燃えている』(2)(2019.9.17放送)
- 第144号(2021.2.27)『地球が燃えている』(1)(2019.9.17放送)
- 第143号(2020.10.02)RBG 最強の85歳(2018.12.27放送)
- 第142号(2020.6.22) デュポンとの闘い-後半(2018.1.23放送)
- 第141号(2020.6.20) デュポンとの闘い-前半(2018.1.23放送)
- 第140号(2020.4.10) 監視資本主義の時代(2019.3.1放送)
- 第139号(2020.3.30) 彼らが逃げて来た場所(2018.11.2放送)
- 第138号(2020.2.10) バンダナ・シバ(2)1%のマネーマシン(2019.2.22放送)
- 第137号(2020.2.05) バンダナ・シバ(1)毒のカルテル(2019.2.22放送)
- 第136号(2019.12.10) 未来を抹殺する者(2019.7.30放送)
- 第135号(2019.10.31) グリーンな未来からの伝言(2019.4.18放送)
- 第134号(2019.9.30) 経済制裁は政権転覆の道具(2019.5.1放送)
- 第133号(2019.8.31) 新疆のウイグル迫害(2018.12.6放送)
- 第132号(2019.6.14) 「ピンクの潮流」のゆくえ(2019.1.25放送)
- 第131号(2019.4.30) ケンブリッジ・アナリティカと対決(2018.3.23放送)
- 第130号(2019.3.11) 湾岸戦争とプロパガンダの進化(2018.12.5放送)
- 第129号(2019.2.11) ファシズムはこう機能する(2)(2018.10.12放送)
- 第128号(2019.1.16) ファシズムはこう機能する(1)(2018.10.11放送)
- 第127号(2018.12.12) マーク・トウェインと本当の旗(2018.3.12放送)
- 第126号(2018.12.10) 体制転覆と内政干渉の100年史(2018.3.12放送)
- 第125号(2018.10.31)オピオイド蔓延の元凶(2018.6.1放送)
- 第124号(2018.9.10) 地方ニュースの大量生産(2018.4.3放送)
- 第123号(2018.8.24) 挑発的な軍事演習は止める(2018.6.12放送)
- 第122号(2018.7.28) ホワイトハウスの入植者(2017.12.7放送)
- 第121号(2018.5.29) カリフォルニアが示す脱原発の道(2016.6.22放送)
- 第120号(2018.4.10) 「長き一夜」強制収容所の歴史(2017.9.21放送)
- 第119号(2018.2.28) トランプランドのマイケル・ムーア(2016.11.4/7放送)
- 第118号(2018.1.31) トランプ政権は人類存続への脅威(2017.1.2放送)
- 第117号(2017.12.31) 反基地から脱植民地へ(2017.8.11放送)
- 第116号(2017.11.3) NOでは足りない(2) 下からの反乱(2017.6.13放送)
- 第115号(2017.10.30) NOでは足りない(1) ホワイトハウスのブランド化(2017.6.13放送)
- 第114号(2017.9.6) この旗は今日、降ろされる(2015.7.6放送)
- 第113号(2017.8.28) 超秘密主義のサービス貿易協定(2014.6.20放送)
- 第112号(2017.7.25)リベラルのジレンマ(2016.8.4放送)
- 第111号(2017.5.25)学生ローンは第二の住宅バブル(2013.8.20放送)
- 第110号(2017.4.23)移民が「不法」になったわけ(2014.5.30放送)
- 第109号(2017.3.31)大麻ビジネスに乗り遅れる黒人(2016.4.22放送)
- 第108号(2017.2.29)アメリカの急進派 I.F.ストーン-2(2009.6.18放送)
- 第107号(2017.1.31)アメリカの急進派 I.F.ストーン-1(2009.6.18放送)
- 第106 号(2016.12.31)アイスランドの海賊党(2016.4.6放送)
- 第105 号(2016.11.30)優生保護運動の先駆者は米国(2016.3.17放送)
- 第104号(2016.9.30)日系米国人強制収容の記憶(2016.4.11放送)
- 第103号(2016.8.29)祭りをダシにする惨事資本主義(2016.6.01放送)
- 第102号(2016.7.10)1兆ドルの核兵器刷新計画(2016.4.13放送)
- 第101号(2016.6.30)人権とジェンダーが気候対策の鍵(2015.12.10放送)
- 第100号(2016.5.31)租税回避が招く大惨事と対処法(2015.11.03放送)
- 第99号(2016.4.10)市民が守る「ネットの中立」(2015.2.6放送)
- 第98号(2016.3.28)アレン・ダレスと米国の影の政府(2015.10.13/15放送)
- 第97号(2016.2.28)まやかしのイデオロギー対立(2014.4.28放送)
- 第96号(2016.1.28)パリ襲撃で蘇る9.11(2015.11.9放送)
- 第95号(2015.12.26)ギリシャの悲劇は世界の鏡像(2015.8.21放送)
- 第94号(2015.11.22)司法を蘇らせた砂粒の力(2011.9.15放送)
- 第93号(2015.10.13)コービンが示す本物の選択肢(2015.6.2放送)
- 第92号(2015.9.13)変わりゆくキューバ(2015.6.2放送)
- 第91号(2015.8.10) 極限の証言者 ロバート・J・リフトン (2015.5.7放送)
- 第90号(2015.7.10) ナオミ・クライン : これがすべてを変える (2014.9.18放送)
- 第89号(2015.6.10) 米国 ベネズエラ敵視で威信失墜 (2015.3.11放送)
- 第88号(2015.5.10) 緊縮の圧制に挑むギリシャ (2015.2.2放送)
- 第87号(2015.4.10) 貧者に寄り添う新風 (2014.12.31放送)
- 第86号(2015.3.10) 「テロ」報道の色眼鏡(2011.7.26放送)
- 第85号(2015.2.10) 開発支援?それとも政権転覆?(2014.4.4放送)
- 第84号(2015.1.10) 事故が招く核ホロコースト(2013.9.18放送)
- 第83号(2014.12.10) スノーデンが託したもの(2014.5.13放送)
- 第82号(2014.11.10) すべての戦争を終えるために(2011.5.10放送)
- 第81号(2014.10.10) 新たな冷戦の時代 ロシアとウクライナ危機(2014.4.14放送)
- 第80号(2014.9.10) パイプラインの政治学:Part Ⅱ(2013.10.8放送)
- 第79号(2014.8.29) パイプラインの政治学:Part I(2013.10.8放送)
- 第78号(2014.7.30) アマゾン商法とワシントンポスト紙の使い道(2013.8.7放送)
- 第77号(2014.6.27) 奴隷制に支えられたアイビーリーグ(2013.10.30放送)
- 第76号(2014.5.31) 軍用化にさいなまれる「インディアンの土地」(2011.5.6放送)
- 第75号(2014.4.26) チョムスキー:アラブ世界の民主化を望まない米国(2011.5.11放送)
- 第74号(2014.3.30) ハンナ・アーレント(2013.11.26放送)
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