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イラン

核保安サミットの「から騒ぎ」、イスラエルの核はどうする?

オバマ大統領が主宰する米ワシントンDCでの核安全保障サミットは、十数カ国からテロの標的になりやすい脆弱な核物質を今後4年以内にすべて廃棄または防護するという誓約を取り付けて火曜日に閉幕しました。Atomic Obsession: Nuclear Alarmism from Hiroshima to Al-Qaeda(『原爆妄想:ヒロシマからアルカイダに続く核の空騒ぎ』)の著者で政治学教授のジョン・ミューラーと、イスラエルの核兵器政策を研究するジョン・スタインバックに話を聞きます。

スコット・リッター イランの核開発問題は「政治がらみの空騒ぎ」

ワシントンでは核サミットが開かれています。これに先立ちソ連との間に新たな核軍縮合意を結んでみせたり、「核なき世界」をめざす姿勢をアピールするオバマ大統領ですが、いまだに「イランと北朝鮮が脅威」と述べて、しっかり「悪者」を立てるのは忘れません。ブッシュ政権の時代から、くりかえし浮上してきたイランの核開発疑惑は、そのたびにイスラエルによるイラン攻撃という破滅のシナリオが宣伝され、危機が煽り立てられてきました。オバマ政権でも、これは続いています。昨年秋にはイラン中部のコム市やテヘラン近郊のウラン濃縮施設が問題化し、年末にはイランが核爆弾の起爆装置を開発中というデマも飛びました。スコット・リッター元国連武器査察官に、たびたび蒸し返される「イランの核開発疑惑」をばっさり切ってもらいましょう。

ハミッド・ダバシ イラン選挙不正への抗議は「革命ではなく公民権の運動」

イランでは6月12日の大統領選後に選挙不正の疑惑から大衆的な抗議行動が広まり、10日で少なくとも19人の抗議参加者が政府側の弾圧で死亡しました。ジャーナリストや活動家たちの逮捕・拘束が続いており、デモ参加者を裁くための特別法廷も設置されました。米国ではこれを、改革派による体制転覆をめざす運動ととらえたがる向きもあったようですが、実際にはそのような方向には発展せず、政府の弾圧によって2週間後には急速に勢いを失っていきました。あの動きはなんだったのか?

イランの政治犯釈放を求め国連前で3日間のハンスト

ニューヨークの国連本部前でイラン国内のすべての「良心の囚人」の釈放を求めた3日間のハンガーストライキが22日から始まっています。その現場から何人かに話を聞きましょう。中には元政治犯もいます。彼らの多くは独房に監禁され拷問も受けていました。現在イランで収監中の政治犯の親戚もいます。また、イランの著名な反体制ジャーナリストのアクバル・ガンジ、言語学者ノーム・チョムスキー、イラン人学生運動家サハルナズ・サマイエネジャド、イラン系アメリカ人の活動家で弁護士のビタ・モストフィの声もお届けします。

イスラエル、イラン、米国の隠れた関係

 イラクの次はイラン──ブッシュ政権が誕生したときから、イランは攻撃目標の一つに数えられていたと言われ、近くイラン攻撃が断行されるといううわさは、これまでもずっと浮かんでは消えを繰り返してきました。2007年秋にも、イランの核兵器開発疑惑をめぐって政権内で好戦的な発言が目立ちはじめ、ブッシュ大統領は退陣前の置き土産に、強引に開戦に持ち込むのではとの懸念が高まりました。イラン問題に詳しい二人のゲストを迎え、イランと合衆国との関係を、イスラエルというキーファクターを介在させて歴史的に検証しました。 (30分)